
こんにちは、Gene-K(@SmileWork_LAB)です。
2020年4月から施行される「パワハラ防止法」にドンピシャのタイミングで表沙汰になった「トヨタ自動車のパワハラ事件」です。
トヨタの28歳社員がパワハラで自殺 労災認定
遺族側の代理人弁護士によると、男性は東京大大学院の修士課程を修了後、15年4月に入社し、16年3月から本社(同市)で車両設計を担当する部署に配属された。その後、直属の上司から日常的に「バカ、アホ」などと叱責され、「死んだ方がいい」と言われたこともあったという。
男性は適応障害を発症し、同年7月から3カ月間休職。この上司とは別のグループに復職したが、職場の席は上司と同じフロアだった。周囲に「(上司が)廊下でぶつかるようなしぐさをしてくる」と話し、手が震えたり、簡単なミスが増えるなどして、「死んで楽になりたい」などと漏らしていた。男性は復職から約1年後の17年10月30日、社員寮の自室で自殺したとされる。
「ものづくりは人づくり」 人事労務に関わる人はたぶん聞いたことあるのではないでしょうか?
トヨタ自動車の人材育成の基本的な考え方。
お手本的なこのコトバは、この事件で簡単に崩れ落ちましたね。
それと、トヨタ自動車の人事もビックリするくらいお粗末。
当然、顧問弁護士や顧問社労士、法務部などのコンプライアンス体制はバッチリであったはずだと思うのですが、復職時の対応が素人以下のレベル。
いじめですよ、コレは。
誰を大事にしたいのか? 誰のための安全配慮なのか?
ホント残念な人事です。
日本を代表する世界のトヨタ自動車の人事も大したことないないな〜って、そう思った人も多いのでは。
なにより可哀想なのは遺族です。
世界規模で活躍するトヨタ自動車に入社して、まさかこんな目に遭うなんて。
来年からスタートするパワハラ防止法の教訓材料として、ずっとこの事件は語り続けられるでしょう。
同様に未来ある若者の悲惨な事件として忘れてはならない「電通事件」のように「トヨタ自動車事件」として。
職場のパワーハラスメントについて
なぜかトヨタ関連に関する事件は、他の大手有名企業に比べると、メディアに、特にテレビで取り上げられることが極端に少ないように感じます。
何か見えないチカラがあるのでしょうか? そう思えてなりません。
たとえばトヨタの関係の卑劣な事件をもうひとつ。
トヨタ系幹部の豊田家御曹司、女子大生に内定と引き換えに肉体関係を強要…卑劣な手口
トヨタ自動車グループで、主要部品の自動車用自動変速機(AT)やハイブリッドシステムの開発・生産を担当している「アイシン・エィ・ダブリュ(以下、アイシンAW)」(本社・愛知県安城市)で、とんでもない不祥事が起こった。
「不祥事」とは、同社製造本部副本部長の豊田理彰氏が今夏、就職を希望する女子大生に、内定との交換条件に肉体関係を迫ったとされる問題だ。その女子大生や保護者がすでに、会社と理彰氏個人を相手に訴訟の準備に入っている。(以下省略)
こんなのもありました。
他の同様の事件に比べると、マスコミもメディアもさほど話題にすることなく、ほぼ自然消滅…
エゲツない事件なのに、なんでかなぁ