
こんにちは、Gene-K(@SmileWork_LAB)です。
企業を成長させるために「数字目標」ばかりに目を向け「人材戦略」を疎かにする役員がいます。
いくら優れた事業計画を立案しても、それを実行していくのは「人」です。
数字(お金)は目に見えますが、人の心や感情(やる気)は目に見えません。
見えるものは信じるが、見えないものは信用しない。
いや、見ようとしない。残念な役員です。
事業計画は大事です。
しかし、それ以上に重要なのが人心掌握、人材マネジメントです。
従業員のモチベーションを高め、その人が持っている能力以上のチカラをいかに引き出すかを実現するのが経営者、役員の大事な仕事です。
人を大事にする!
多くの役員が言葉にするフレーズです。
でも、言うほど簡単なことではありません。
人には心が、感情がありますから。
言うは易く行うは難しです。
人(従業員)の心に興味のない役員は、人(従業員)に自由を与えると怠けると考えます(性悪説主義者)。
したがって、マネジメント=厳しく管理すること、というシステムを社内に構築していきます。
生産性=数字、数字(利益)を上げるためであれば厳しい指導はやむなし、という風土が職場にできあがります。
周りはイエスマンばかりです。
独裁政治、恐怖政治のようなピリピリとした状況です。
パワハラ、メンタル不調も当たり前。
でも、下からは言えない。
毎年、一定数の離職者が出ます。
まだ企業に染まっておらず、空気感に敏感な若手の離職が多いです。
上司や先輩を見ていると、ここに居てはマズいと。
できる役員はブレず、いつでも「人」に意識をフォーカスし、ふだんの言動で示します。
「人」= 人在でなく、価値を生む大事な資産。
「人」= 心のあり方次第で、良くも悪くも、いかようにも変わる。
人の気持ちを優先し、人の気持ちに寄り添った経営努力を惜しみません。
人は努力に共感します。
口先だけの人に共感も信頼も抱きません。
口先だけの役員ほど怖いものはありません。
成長する会社か、衰退する会社かは、役員が何を言って、どんなアクションをしているのか。
そこに矛盾はないか。
経営を担う役員の日々の言動を観察していると見えてきます。
その人の「人となり」を通して、その企業の先の姿が。
働く人にとって、とても大事な視点(会社の見方)です。