こんにちは、Gene-K（@SmileWork_LAB）です。
今回は新入社員に必要な「コミュニケーション能力」についてお話ししたいと思います。
コミュニケーション能力とは？
みなさんもご存知のとおり「コミュニケーション能力」とは、相手との関係性や状況に応じて、適切な言葉や態度で伝えたり聞き取ったりする能力のことです。コミュニケーション能力は、仕事だけでなく人生においても重要なスキルですが、特に新入社員のみなさんにとっては、このような理由で必要不可欠なスキルとされています。
- 周囲の人と信頼関係を築くため
- 仕事を早く覚えるため
- 報連相（ホウレンソウ：報告・連絡・相談）を的確に行うため
- 顧客や取引先と円滑にやり取りするため
- 自分の考えや提案を効果的に伝えるため
社会人としていずれも重要なことばかりで「仕事の基本」などとも言われます。
コミュニケーションに必要な３つのスキル
では、新入社員が身につけるべきコミュニケーション能力とはどのようなものでしょうか。まず、早期に身につける基本スキルとして以下の３つが挙げられます。
- 聞く（聴く）スキル
- 質問するスキル
- 話す（伝える）スキル
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
聞くスキルとは、相手の話を注意深く聞き取り、理解し、共感する能力です。聞くスキルがあると、相手の要望やニーズ、期待を把握できますし、相手も自分に興味や関心があると感じて信頼感が高まります。
聞くスキルを身につけるためには、以下のようなポイントに気を付けましょう。
- 目を見て相槌やうなずきなどで相手に聞いていることを示す
- 話の内容やポイントをメモする
- わからないことや気になることはその場で質問する
- 相手の気持ちや立場に寄り添って共感や感謝の言葉をかける
質問するスキルとは、自分の疑問や不明点を明確化し、相手に適切なタイミングや方法で質問する能力です。質問するスキルがあると、仕事の内容や進め方を正確に理解できますし、自分の意見や提案を伝える際にも根拠や理由を示すことができます。
質問するスキルを身につけるためには、以下のようなポイントに気を付けましょう。
- 質問する前に自分で調べたり考えたりする
- 質問の目的や背景を明確にする
- 質問の内容を具体的かつ簡潔にする
- 質問の相手や場面を選ぶ
- 質問の際には敬語や丁寧語を使う
- 質問に答えてくれたら感謝の言葉をかける
話す（伝える）スキルとは、自分の考えや意見、提案などを相手に分かりやすく伝える能力です。話す（伝える）スキルがあると、仕事の報告や連絡、相談などがスムーズにできますし、自分の価値や魅力をアピールすることもできます。
話す（伝える）スキルを身につけるためには、以下のようなポイントに気を付けましょう。
- 話す前に
・相手の関心や知識レベルに合わせて話す内容や言葉を選ぶ
・話す内容を整理し、順序立てて話す
・話す目的やメッセージを明確にする
・話すときに
・声の大きさやトーン、スピードなどを調整する
・表情やジェスチャーなどで印象を強める
・相手の反応を見て話す内容やペースを変える - 話したあとに
・相手に理解してもらえたか確認する
・相手からの質問や意見に対応する
・相手との共通認識を確認する
以上が、新入社員のみなさんがまず身につけるべきコミュニケーション能力（基本）とその方法の例です。適切なコミュニケーションには挨拶や敬語といったビジネスマナーの基本も必要となります。
新入社員が知っておきたい「ビジネスマナーの基本」について 〜新入社員必見！〜
また、社会人になると学生時代のように利害関係の少ない相手とのコミュニケーションとは異なるコミュニケーション・スタイル（立場と責任などのの違いによるコミュニケーションの取り方）が求められます。
「学生と社会人の違い」と「社会人に必要なマインド（心構え）」について 〜新入社員必見！〜
コミュニケーション能力は、仕事だけでなく人生においても役立つスキルです。しかし、それは一朝一夕に身につくものではありません。日々の積み重ねが大切です。新入社員のみなさんは、上司や先輩、同僚などと積極的にコミュニケーションを取り、自分から学び、習得していってください。
まずは、何事も受け身ではなく自分から実践の機会をつくり「習うより慣れる」の発想で、スキル向上の機会を増やしていくことが大切です。新入社員の内は、習ったことが（頭で理解したこと）が、実際にやってできるかどうか、できなければできるよう改善することが、後のキャリアの基礎固めになります。
まずは、何事も「トライ＆エラー」の発想で実践してみることが重要です。
できるだけ早期に身につけておきたい「ハードスキルとソフトスキル」