
こんにちは、Gene-K(@SmileWork_LAB)です。
経営資源の「人・モノ・金・情報」の中で、やはりなくてはならないのが「人」。
モノ・カネ・情報には量的な限りがありますが、人には無限の可能性があります。
また、 Ai、IoT、ロボット技術によって「人手」不足は解消されたとしても、人間性優位で仕事ができる「人材」の必要性が変わることはありません。
その人材が不足しているという問題。
そんなの景気が悪くなればすぐに解消されるので、ちょと景気が下向けば簡単に問題が解決すると言うポンコツ経営者がいます。
一方で、景気を問わず人材不足は継続的な課題だと考え、人材不足を最重要課題に置いて人材戦略に力を入れている経営者もいます。
前者のポンコツ経営者の下で働くのには、かなり抵抗がありますよね。
見通しが利かないVUCAの今の時代にあっては、不安しかありません。
企業の規模や業界、職種を問わず、人材不足はすべて共通の課題であることは間違いないです。
でも、視点を変えればこの人材不足、これまでの仕事を見直す絶好のチャンスでもあります。
忙しいから人を採用するは、間違いではありませんが、その前に検討すべきは抜本的な仕事の見直しです。
結果、やはり求人を行う必要があったとしても、その人にどのような仕事で、どのような成果を期待するのか、具体的に整理しておかなくてはなりませんし。
実態の把握・現状の分析のため、メンバーの仕事を棚卸しします。
誰が、なぜ、何を、いつ、どのように、どのくらいの時間で行っているのか、もれなく調査します。
次に仕事の仕分け。 絶対にやらないといけない仕事と、そうでない仕事に仕分けます。
さらに、そうでない仕事をさらに精査し、必要でないと判断した仕事は思い切ってやめます。
慣習で、ただやってるルーチンワーク、そこまでやる必要のない過剰な作業、自分の満足だけで作っている資料など、実はやらなくてもいい事に時間を割いていたりします。
やってる本人には、その必要の有無が分からずに、前任者から引き継がれたまま行っている仕事もありますので、上司が積極的に関わることが重要です。
同時に、絶対にやらないといけない仕事も、なぜやる必要があるのか、その理由と、やり方を明らかにします。
現状のやり方ありきの見直しより、ゼロベースで効率と最適を検討する方がベストです。
また、この段階で、IT・IoTの導入、ペーパレス化、場所にとらわれない働き方に必要なツールや業務フローの検討、環境の整備を行うことはとても有効なことです。
育児や介護など、事情があって出社できないけど、働ける、働きたいという社員に、在宅ワーク・テレワークといった働き方を提案することで、労働力不足を解消する手助けにもなりますし、社員に対する働きやすい職場の提供と、採用における他社との差別化も期待できます。
こうした普段の何気ない行いの中から革新的な取り組みを創出できるかどうかで、ピンチがチャンスに、ピンチがさらにピンチに、その先の未来が大きく変わってしまいます。
絶対的に必要なのは、トップの本気のアクションです。
社員は常に経営層や幹部社員のアクションを見ています。
見ていなさそうでシビアに見ています。言うことだけなら誰にでもできます。
大事なのは、立場ある人の有言実行。
そのアクションは、社員へのメッセージとして明確に伝わります。
社員から「うちはダメだな… 何も変わらないな… 」と思われてしまったらそこまでです。
会社に対する意識の高い社員ほど幻滅し、離れていきます。
そうしたことに無頓着な居るだけ社員ばかりの集団となり、本当にダメな会社になってしまいます。
そして、最悪なのはそうした経営課題を経営陣で議論することなく、経営企画や人事などの現場へ丸投げすること。経営ポリシーを構築することが経営陣の重要なミッションであるのに、任せたと…