
こんにちは、Gene-K(@SmileWork_LAB)です。
今回は「面接試験の目的」についての話です。
新卒採用の面接。
短期の間に、かなりの数の面接試験を受けるのは新卒特有のことですが、かと言って、数をこなせば上達するかというと、そういうものでもありません。
多様なコミュニケーションを重ねる社会人であっても、中途採用の面接試験で、ことごとく不合格になる人もいます。
一方で、一度も面接で落選したことがない人もいます。
うまくいく人、いかない人、その違いはどこにあるのでしょうか? 何がどう違うのでしょうか?
まずは、面接を行う目的を理解しておくことです。
面接と言っても、集団面接・個人面接、圧迫感のある面接・気楽な雰囲気での面接、若手による面接・役員や社長による面接など、方法や相手はまちまちです。
質問の仕方や内容もまちまちです。
また、面接は1回だけというところは少なく、複数回実施するのも一般的です。
いろいろな形の面接がありますが、まず問われるのは、きちんと信頼関係(対人関係の構築)を築くことができる人かどうか。
この人に安心して仕事を任せることができるかどうか。
組織の一員としての行動ができる人かどうか。
仕事は一人でできるものではありません。
信頼の基本である「安心と安全」の確認です。
雇用契約における、もっとも重要な事項の確認です。
これは、雇用する側と雇用される側との信頼関係だけでなく、雇用されて働く人と顧客との信頼、雇用される人たち相互の信頼のすべてが対象です。
働く皆さんが、会社説明会やOB・OG訪問など、いろいろな角度から安心して働くことができる会社かどうかを確認するのと同じ発想です。
モノを買ったり売ったり、お金を貸したり借りたりするのと同じ、まずその相手を信頼できるかどうかです。
信頼関係の構築するチカラは、大事な人間力のひとつです。
いくらスゴい実績や資格、能力があっても、まず人(人格)としてどうなのか? ということです。
これは、コンプライアンスが厳しく問われる現代においては、絶対必要条件です。
まずココをきちんと相手に伝えることが大事なポイントです。
面接官に、ぜひあなたと一緒に働きたいと思ってもらえるように、真摯に的確に。
また、その伝え方としてのコミュニケーションも能力のひとつとして評価されるのです。
新卒者の場合、仕事の経験がありませんので、あくまでも活躍の可能性(ポテンシャル)のベースとなる「人となり」を対話を通して確認しているです。