VUCAの時代に転職するなら、これだけは知っておきたい3つのポイント。〜 人生100年時代のキャリアを考える 〜

こんにちは、Gene-K(@SmileWork_LAB)です。

今回は、「VUCA(ブーカ)と呼ばれる不確実で変化が激しい時代における転職」についてお話ししたいと思います。

VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉で、現代社会を表すキーワードとして注目されています。

よく聞く「VUCA時代」のVUCAってナニ?

このような時代には、従来のような安定志向や受け身の姿勢では生き残れません。自分のキャリアは自分で作るという意識が必要です。

では、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

ここでは、VUCAの時代に転職する際に知っておきたい3つのポイントをご紹介します。

1.自分が本当にやりたいことや興味を持てることを見極める

VUCAの時代では、テクノロジーの進化や社会構造の変化などを背景に、ビジネス環境や求められるスキルが常に変わっています。

そのため、「今トレンドのスキルを身につければ良い」「トレンドの領域に転職すれば良い」というだけの発想は危険です。

例えば、よく「○○人材」などといわれますが、その「○○というスキル」だけで仕事ができるわけではありません。また、それらが自分に合っているかどうかも分からないかもしれません。

そこで大切なことは、「自分が本当にやりたいことや興味を持てること」を見極めることです。

これは、「自己理解」と「市場理解」が必要です。

◉「自己理解」とは、自分が何を得意としているか、何を価値観として持っているか、何を目指したいかなどを明確にすることです。

◉「市場理解」とは、自分が希望する業界や職種・役割・企業文化・働き方などが現実的かどうかを調べたり試したりすることです。

この両者をマッチさせて、「自分らしく働ける場所」を探すことが重要です。

そのためには

  • 自分の強みや弱み、価値観や目標などを客観的に分析するツールやテストを活用する
  • 気になる業界や職種の情報をインターネットや書籍、セミナーなどで収集する
  • 転職エージェントやキャリアカウンセラーなどの専門家に相談する
  • 現場の声を聞くために、業界関係者や転職先候補の社員とネットワーキングする
  • 副業やインターンシップなどで実際に働いてみる

などの方法があります 。

自分が本当にやりたいことや興味を持てることを見極めることで、学習意欲も高まり、成果も出しやすくなります。

また、自分の志向性や適性に合った仕事であれば、長期的に続けられる可能性も高まります 。

2.ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)を身につける

VUCAの時代では、「今は好調でも、3年後・5年後・10年後はどうなっているかわからない・・・」という危機感が常につきまといます 。

そのため、「転職力」を磨くことが必要です。

転職力とは、「自分が持っているスキルや経験が市場価値が高く、他社でも求められるものか」ということです。

転職力を磨く上で重要なスキルが、「ポータブルスキル(=持ち運び可能なスキル)」です。

ポータブルスキルとは、特定の業種や職種、時代背景にとらわれることのない、汎用性の高いスキルどのような環境でも活かせる、自分の強みや特徴となるスキルのことです 。

ポータブルスキルには、以下のようなものがあります。

  • コミュニケーション力
  • プレゼンテーション力
  • ネゴシエーション力
  • プロジェクトマネジメント力
  • データ分析力
  • デジタルリテラシー
  • 論理的思考力
  • 学習意欲 など
  • 創造的思考力
  • 自己管理力
できるだけ早期に身につけておきたい「ハードスキルとソフトスキル」

これらは、どんな仕事でも必要とされる基本的なスキルです。また、自分が得意とする分野や領域を深めていくことで、他者と差別化できるスキルにもなります。

ポータブルスキルを身につけることで、転職市場で高く評価されやすくなります。また、自信を持って自分をアピールできるようにもなります。

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3.変化への対応力を養う

VUCAの時代では、想定外の事態が起こっても、早急に対応できる能力が求められます 。

例えば、「プランA」が頓挫しても、「プランB」や「プランC」をすぐに発動できるか。「困難に陥ったとき、すぐに他者からの協力を取りつけられるか。思考停止・行動停止することなく、柔軟に次のアクションを起こしていけるか。

変化への対応力は、「OODA(ウーダ)ループ」というフレームワークを使って鍛えることができます。

OODA(ウーダ)ループは

  • Observe(観察する)
  • Orient(方向付ける)
  • Decide(決断する)
  • Act(行動する)

の4つのステップからなる意思決定サイクルです 。このサイクルを素早く回すことで、変化に対応しやすくなります。

具体的には

Observe

自分の周囲の状況や情報を正確に把握し、自分にとって何が重要かを見極める
Orient

自分の立場や目標、価値観などを明確にし、現状とのギャップや課題を認識する
Decide

複数の選択肢を考え、それぞれのメリット・デメリットやリスク・リターンを評価し、最適なものを選ぶ
Act

決めたことを実行し、その結果やフィードバックを受け取る

ということです 。OODAループは、常に新しい情報にアンテナを張り、自ら考えて判断し、素早く行動することで構成されています。このような姿勢がVUCA時代には必要です。

4.まとめ

VUCA時代は不確実で変化が激しい時代ですが、それだけにチャンスも多くあります。転職もその一つです。

転職する際には

  • 自分が本当にやりたいことや興味を持てることを見極める
  • ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)を身につける
  • 変化への対応力を養う

という3つのポイントを意識してみてください。

VUCA時代に転職することは、自分のキャリアを見直し、新たな挑戦や成長の機会につながります。不安や困難もあるかもしれませんが、自分自身で考えて行動することで、VUCA時代を乗り切っていきましょう。

以上、VUCAの時代に転職するなら、これだけは知っておきたい3つのポイントでした。

ちなみに、これらのポイントは、新卒の就職活動にも役に立つ考え方です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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