VUCA時代の就職活動で大事なこととは?

こんにちは、Gene-K(@SmileWork_LAB)です。

就職活動を行う中でもよく耳にすると思います、VUCAという言葉。いかがですか? 就活生の皆さん、ご存じですか?

VUCAとは、不確実性(Volatility)、複雑性(Complexity)、不確定性(Uncertainty)、曖昧性(Ambiguity)の頭文字をとった言葉です。これは、現代社会が非常に不確実で変化が激しいということで、何が起きるのかわからない今の時代を言い表しています。

このようなVUCAといわれる時代での就職活動です。背景に応じて意識する大事なことがあります。いくつか大事なポイントを挙げてみます。

よく聞く「VUCA時代」のVUCAってナニ?

1.自己分析をすること

就職活動では、自己分析を行い、自分の強みや興味・関心を明確にし、それに合った職種や業界を選択することが重要です。また、自分がどのような人間であるかを把握することで、適切な企業や職場環境を見つけることができます。

特に、VUCAの時代においては、自己分析がより重要な意味を持っています。自己分析をする上で特に重要なことは、以下の通りです。

◆ 変化に対応できる柔軟性のある自己理解を持つこと

VUCAの時代は、社会やビジネス環境が急速に変化することが多く、それに対応するためには自分自身が柔軟であることが求められます。自己分析をする際には、自分自身の強みや弱みを客観的に見つめ、自己理解を深めることが大切です。

◆ 多様性を認めるマインドセットを持つこと

VUCAの時代は多様性が重要とされています。自己分析をする上で、自分自身のアイデンティティを客観的に捉えることが重要ですが、同時に自分とは異なる人々や価値観にも開かれたマインドセットを持つことも必要です。

◆ 自分自身をアピールできるストーリーを作り上げること

自己分析をすることで自己理解が深まるとともに、自分自身をアピールできるストーリーを作り上げることができます。自己分析の結果をまとめる際には、自分自身をアピールできるストーリーを意識してまとめることが大切です。

◆時代に応じたスキルや知識の習得を意識すること

VUCAの時代は新しいスキルや知識の習得が必要とされます。自己分析をする上で、自分自身がどのようなスキルや知識を持っているのか、どのようなスキルや知識が求められるのかを把握し、学ぶことを意識することが大切です。

2.多様な情報収集をすること

VUCA時代の就職活動において、多様な情報収集をすることは重要です。具体的には、以下のような方法があります。

◆ インターネットでの情報収集

企業の公式ウェブサイトやSNS、採用情報サイト、口コミサイトなどから情報を収集します。ただし、すべてが正しいとは限りません。すべてを信じるのではなく、多面的な視点での情報を集めることに意識します。

◆ 企業説明会への参加

企業が開催する説明会に参加し、企業の特徴や文化、仕事内容などについて理解を深めます。できれば、対面の説明会に参加したいものです。リアルな説明会に参加することで、会社の社風、雰囲気、社員の人柄、他に志望する人はどのような感じの人が多いのかなど、オンラインでは分からないことが見えてきます。

◆ 先輩や知人への聞き取り調査

先輩や知人に話を聞いて、その企業の雰囲気や仕事内容、社風などを知ることができます。家族や親戚など、利害関係のなく率直に話をしてくれる人はとても貴重な情報源です。また、キャリアセンターなども積極的に活用します。

◆ 書籍や記事の読書

業界や企業について書かれた書籍や記事を読むことで、より深い知識を得ることができます。業界や職種についての志望動機を確認する上でも役に立ちます。

◆ インターンシップへの参加

企業のインターンシップに参加することで、実際にその企業で働く雰囲気や仕事内容を知ることができます。ただし、企業の採用プロモーションで企画された要素(志望者に好印象を与えるため)が強く、本来の職業体験とはほど遠いものも多数存在します。注意が必要です。

これらの方法を使って、多様な情報を収集し、自分に合った企業を見つけることが大切です。

また、情報を収集するだけでなく、それらを比較・分析し、自分自身の判断力を磨くことも重要です。

3.コミュニケーション能力を磨くこと

企業にとって、優秀な人材・求める人材=コミュニケーション能力が高い人材と定義しているところが多いです。就職活動では、面接や説明会、インターンシップなどを通じてコミュニケーション能力を磨くことが大切です。

以下のような方法でコミュニケーション能力を磨くことができます。

◆ 人前で話す機会を増やす

発表会やミーティング、ディスカッションなど、人前で話す機会を積極的に増やし、話すことに慣れるようにすることが大切です。自分の意見やアイデアを的確に伝えるために、プレゼンテーションの練習を行い、自信をつけることも重要です。

◆ 聞き上手になる(リスニング力の向上)

コミュニケーションは、話すだけではなく、相手の話を聞くことも重要です。相手の話をしっかり聞き、理解することができるようになることで、円滑なコミュニケーションが図れます。相手の話をよく聴き、理解することができるリスニング力は、コミュニケーション能力を高めるうえで非常に重要です。

◆ ビジネスマナーを身につける

ビジネスシーンにおいては、適切なマナーが求められます。ビジネスマナーを身につけ、社交的な態度を取ることも、円滑なコミュニケーションに必要不可欠です。

◆ 積極的に社内イベントに参加する

インターンシップなど、社内イベントに参加し、社内の人間関係を構築することで、コミュニケーション能力を向上させることができます。チームでの作業や他者との協力を通じて、コミュニケーション能力を磨くことができます。

◆ 社会人との交流を増やす

就職イベントや合同説明会など、人事担当者や先輩社員など、社会人と交流する機会を増やし、積極的に情報交換することで、自己表現力を高めることができます。

◆ 異なるバックグラウンドの人と接する機会を増やす

異なるバックグラウンドを持つ人と接することで、新しい視点を取り入れ、自分自身も成長することができます。異なる意見や価値観に触れることで、自分の主張をより明確にすることができます。

これらの具体的な取り組みを通じて、自分自身のコミュニケーション能力を磨くことが大切です。

また、コミュニケーション能力を磨く際には、以下のポイントにも注意することが大切です。

  • 相手の立場に立って考えること
  • 聞き手の反応を確認すること
  • 意見を述べる際には、根拠や具体例を示すこと
  • 無理に相手を説得しようとせず、共通の理解を深めること

4.DX人材としての意識を高めること

VUCA時代の就職活動において、DXを意識することが非常に重要です。DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、デジタル技術を活用してビジネスや社会のあり方を変革することを指します。

DXは、あらゆる業界や企業において必要になっています。デジタル技術が急速に進歩している現在、DXを行わない企業は競争力を失い、存続が危うくなっていきます。

例えば、小売業界ではオンラインストアの充実が求められ、金融業界ではフィンテックの導入が進んでいます。また、製造業や建設業なども、IoTやAIなどの技術を活用することで生産性の向上や品質管理の改善を図っています。

つまり、あらゆる業界・企業がDXを取り入れ、デジタル化の波に乗らなければ、その分野での競争力や生産性、成長性を維持することが困難になる可能性があります。

したがって、就職活動においても、DXに精通した企業を選ぶことが重要です。

また、自分自身もDXに関する知識やマインド(意識)を持つことが求められます。

なぜ「ⅮX人材(デジタル人材)」なのか? 政府の政策から読み取る、これからの時代に必要なスキルとキャリア、マインドについて

例えば、DXに対する必要なマインドとしては、以下のようなものが挙げられます。

変化に対する柔軟性:DXは常に進化し続けるものであり、新しい技術や手法が出てくるたびに変化していきます。そのため、変化に対して柔軟に対応することが求められます。

常に学び続ける姿勢:DXは常に進化し続けるため、学び続ける姿勢が必要です。新しい技術や手法を積極的に学び、自分自身を成長させることが大切です。

チームワーク:DXは複数の分野の専門家が協力して実現するものであり、それぞれの分野の専門知識を持つ人々が集まってチームを作ります。そのため、チームワークを大切にし、協力しながら目標を達成することが求められます。

問題解決能力:DXは常に新しい課題を抱えています。そのため、問題解決能力が求められます。自分で考え、行動する力を持ち、自ら問題を解決できる能力が必要です。

ビジネスの理解:DXは企業のビジネスに大きく関わっています。そのため、ビジネスの基礎を理解し、DXが企業にどのような価値をもたらすかを理解することが求められます。

ただし、企業や業界によって求められるマインドは異なるため、求められるマインドを事前にリサーチ(企業研究)しておくことが重要です。

以上が、VUCAの時代において、新卒者の就職活動で大事なことです。このようなことを意識して取り組むことで、より良い就職ができるでしょう。

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