VUCA 時代を生き抜く vol.02

こんにちは、Gene-K(@SmileWork_LAB)です。

教養に遅すぎるはありません

今さらリベラルアーツ(教養)なんて言われても遅いのでは… ということはありません。

すべての能力の基礎を築くのがリベラルアーツということは、ビジネス・スキルの基礎でもあるわけですし、課題発見、問題解決、ロジカルシンキング(論理的思考)など、社員研修で大人気のテーマは、まさに哲学的思考そのものでもあります。

なぜ?なぜ? を繰り返す改善手法だけでは “イノベーション” は生まれません。

むしろ、革新的な価値の創造には、これまで築いたものを否定してみる、すべてぶち壊してゼロから新たな発想で考えてみることや、そもそも、我が社って世の中に必要なのか?というところから探求することも必要になります。

働くを哲学する

リベラルアーツの根幹をなす「哲学」とは、「物事の本質を徹底的に思考で探求する」ことです。

したがって、グローバルでハイレベルなビジネス環境に晒されている現代のビジネスパーソンにとっては、リベラルアーツ(教養)は必須のビジネススキルとも言えるでしょう。

就職(転職)活動だって同じこと

社会に出ると、先の見えない、答えのないことに突き進み、一定の成果を上げていかなくてはなりません。

それに対し、どのような思考と行動で貢献していけるのか。

これが仕事です。

自分の可能性を「確実性が高い!」と相手に受けとめさせるための論理の展開が必要です。

そもそも、自分は何者なのか?という意味付けも。(就職活動の自己分析ですね)

また、面接の質問の多くには、絶対的な正解がありません。

どんな価値観を持つ人なのかを知りたくて質問するのですが、ここでそれまでに培った教養がモノを言うわけです。

とは言え、日本の新卒の採用面接では、悲しいかな教養を問うものとは程遠い、残念な質問が多いのが実際ですが…

例えば、グループ・ディスカッションは、リベラルアーツが試される典型的な試験です。

答えのない課題が与えられればなおさらです。

議論で周囲の学生を打ち負かすことが目的でない、ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

もちろん、リベラルアーツ(教養・哲学)が必要なのは、ビジネス・パーソンなどに限られたことではありません。

すべての人が自由に生きるにモレなく必要とされる最も基本的なものです。

とりわけ、先行き不透明な今、政治家や官僚の皆さんにこそ、このリベラルアーツが強く求められています。

国民の代表としてやるべき、政治って何なのか? そもそも政治家って? そして、行動や発言によって、リベラルアーツがあるかどうか、政治家に相応しい資質があるか否か、その違いが今後ますます明確になるでしょう。

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