
こんにちは、Gene-K(@SmileWork_LAB)です。
今回は、ワンデイ・インターンシップを行わなくてはならない会社側の理由について。
まず、競合他社他よりも少しでも早く自社を発見してもらい、興味を持ってもらい、その中からいかに優秀な人材をスムーズに採用できるか。
この厳しい採用ミッションに、危機感を上乗せしたのが、今回の就活スケジュールの変更です。
どうしたら、早く、いい学生に出会うことができるか。
その解決手段のひとつが、インターンシップの活用です。
では、なぜ、インターンシップ? だったのでしょうか。
就職情報サイトのオープンは3年生の3月。それより前に、例えば、単独で、業界研究セミナーを行う、仕事研究セミナーを行うとしても、学生に告知する手段がありません。
せいぜい、自社のホームページでしょうが、よほどの大手か有名な会社でないと、自社ホームページ経由では、まず学生は集まらないです。
しかし、インターンシップであれば、就職情報サイトに募集情報を掲載することができます。
それも、夏、秋、冬などのインターンシップの時期に、幅広く就職意欲の高い多くの学生を。
まず、これで一気に発見率が高まります。
しかし、就業体験を伴う本来のインターンシップを実施するには、労力も手間もかかります。
そこで出てきたのが、ワンデイ・インターンシップです。
就職情報サイトへの掲載を目的に、手軽に、簡単に、それっぽく、それなりに運営できますので。
実際に就職情報サイトのインターンシップ募集をご覧ください。実施期間が1日、というインターンシップがいっぱいです。
そして、その内容も、1日で○○を経験とか、体感ワークとか、ランチしながら社員と懇親など、インターンシップかなんだが、よくわからない事になっています。
中には、プログラムにハッキリ「会社説明会」「適性検査の実施」と明記してあるところも。
コレは間違いなく、プレ採用ですね。
俗に言う「名ばかりインターンシップ」のオンパレードです。
こうした採用環境の変化と、ネットをベースとした特殊な採用システムの中で、インターンシップが変異してしまったのです。
そして、今の時代、採用を成功させるためには、とりあえずワンデイ・インターンシップでもやらなくては… が、人事の合言葉当になっているのです。
インターンシップをやらないと、採用敗者になってしまうと。
就活生にしてみると、とりあえず行っておかないと就活に乗り遅れてしまう、行きたい会社の選考機会を逸してしまうと。
こうした状況というのは、政府や、経団連、大学が望む姿なのでしょうか?
就職スケジュールを変更した目的は、何だったのでしょうか?
普通に考えると、すごく「違和感」がありますよね。