こんにちは、Gene-K（@SmileWork_LAB）です。
「人の可能性を信じ全員活躍を実現する組織」は、社会的に貢献する組織として、今後ますます求められる価値観であると言えます。
多様性が当たり前の今の時代はでは、企業においても、従業員が持つ様々な能力（個性・価値観）を最大限に発揮し、全員が自己実現を果たすことができるような職場環境づくりが必要とされます。
そこで、今回は「人の可能性を信じ全員活躍を実現する組織」を実現するための方法例を一部紹介します。
人材育成
まず、組織内においては、これまで以上に「人材の育成」が重要です。
これは既存業務の教育だけでなく、社会が求める未来型のスキルの習得です。従業員に対して、必要なスキルを獲得できる機会を創出することで、企業が社会に存続できる礎を築くことができます。
従来はこうした教育を従業員の自主性、自己啓発に任せておいたところが多かったかと思います。しかし、これからは企業・団体が目指す方向への挑戦のために、正規の業務としてすべての従業員に教育を行う必要があります。スピード感も要求されます。
これは、リスキリング（学び直し）という発想ではなく、事業戦略のための業務の一環として企業が率先して行う必要があります。そのためには、経営理念（目標やビジョン等）を共有すること重要です。全員が一体感を持ち、すべての従業員が明確な目標に向かって自己実現（キャリア形成）を目指すことができます。
近ごろ話題の「リカレント教育」と学びの支援
柔軟な働き方の導入
次に、「柔軟な働き方の導入」も大切です。
例えば、テレワークやフレックスタイム制度、短時間勤務制度、週休３日制度の導入など、働くスタイルについての選択肢を増やすことで、個々人のライフスタイルに合わせた働き方が可能となります。これによって、ワークライフバランスの取りやすい環境が整い、従業員がストレスを感じることなく能力を発揮することができるようになります。
また、多種多様な背景のある人材の活躍の場を増やすことで、人手不足による問題を解消する一助にもなります。また、人手不足の職場は、常に長時間労働による健康障害（身体及び精神）のリスクを抱えることになります。
コミュニケーションの充実
もちろん「コミュニケーションの充実」も大切です。
組織内には、さまざまな人がいます。それぞれが個性や思考、価値観を持っています。コミュニケーションを円滑に行うことで、お互いを理解し合うことができ、よりよい関係性を築くことができます。
定期的なミーティングや交流の機会などを通じて、従業員同士のコミュニケーションの場を設けることも重要です。
また、コミュニケーションの欠如は多くの場合、ハラスメントを生じさせる環境へと発展します。上司・同僚・部下・関係者との、相互理解と信頼を育むためには良質なコミュニケーションが必要です。
今の時代だから必要なコミュニケーション能力
組織内における働き方改革の推進
最後に、「組織内における働き方改革の推進」も必要です。
これは従業員がより良い環境で働けるように、組織全体で取り組むべき課題の抽出と改善の継続です。
企業目線での押しつけの施策ではなく、多様な人たち意見や要望を調査し、企業と従業員双方にとってメリットのある（Win-Win）施策の優先順位を定め、企業と従業員が納得の上で一体感を持って計画的に実行する必要があります。
これは、人材採用難からくる、採用活動における優位性のための働き方改革ではありません。現に働いている多様な人たち（有期雇用などの非正規、障がい者、定年後の高齢者、育児・介護者、外国人など）の課題を解決し、働きやすい組織（価値を創出する組織）にすることで、結果として、多様で有能な人材の採用へということです。
政治・経済ありきの働き方改革ではなく、働く人にとって本当に必要な働き方とは？
以上のように、人の可能性を信じ全員活躍を実現する組織を作るためには、人材の育成、柔軟な働き方の導入、コミュニケーションの充実、働き方改革の推進が重要です。
これらを実現するために、企業と従業員が協力し、共に取り組むことが大切です。
組織内における人の可能性を信じ（信頼性向上）、全員が活躍できる環境を整えることが、社会的に貢献する組織を作る第一歩となるでしょう。
会社の見方：エンゲージメントが及ぼす影響と向上のヒント ～ 相互理解と信頼関係の構築が鍵 ～
